冷めたナイフ 2話

暫くして乾は教室で変な事を耳にした。
それは数日前乾に告白した同じクラスの女子が友達と話してるのを偶然に聞いてしまう。
「最近家にさぁ〜無言電話とか・・・昨日なんてこんな手紙が入ってたんだよ!」
「わぁ〜何・・・」
「酷い!!」
「ちょっと見せて?」
「「「乾君!」」」
乾は手紙を受け取ってドッキとした。
その手紙からは知っている香りがした・・・。そう、乾も良く知っている香りが。
(まさか、海堂??)眼鏡の下に動揺を隠して乾はその手紙を返す。
「酷いでしょ!!こんな事・・・」
「あぁ・・・」
確かに手紙の内容は彼女を中傷する内容であって・・・これ以上進んでしまえば事件にもなってしまう。

3時間目は移動教室に行くため乾は用意をして向かう途中忘れ物に気づき一回教室に戻り急いで階段を降りようとした時に例のクラスメートの彼女が友達と話しながら先に降りているのが見えちょっと離れて行こうと思い彼女達が見えなくなるまで待っていた。
「キャーーーーー!!」
悲鳴が聞こえ乾は驚いてその悲鳴の聞こえた方に向かう。
そこはさっきまで彼女達がいた階段・・・・そして・・乾に告白した女が・・・
階段から落ちて気を失っていた。
乾は思わず周りを見て海堂なのかと思い周りを見た。
そして目を疑った・・・・・海堂の後ろ姿を見つけてしまう。
直ぐに海堂を追いかけようとしたがさすがに目の前で落ちたクラスメートをほっとけない。
乾は階段から落ちたクラスメートに駆け寄った。
「大丈夫か??」
「いた・・・痛い・・誰かに・・押された気が。」
(やっぱり!!)乾の思っていた事が当たってしまった。
あの時の後姿は偶然ではなく海堂が故意でやった事なんだと知ってしまう。
でも、何で海堂が・・・乾があのクラスメートの女子に告白されてから起こり出した。
海堂はそれを何処かで見てしまったのだろう。
だから・・・そう思えば何もかも上手く話が合う。
取りあえず保健室に彼女を送り届け乾は海堂の事を考えた。





2話UPなのですが・・・短いです。
それは・・・続けて3話をUPするからです〜〜〜!!
やっと裏に行きます。気が向いたら請求して下さい。


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